【導入事例】六施設介護勉強会
組織の壁を越えて、これからの福祉法人の可能性
合同研修で考えた<持続可能な組織とは>
静岡県東部に位置する5つの社会福祉法人が毎月実施している合同勉強会において、7月3日(木)に「これからの社会福祉法人の展望~持続可能な組織とは~」をテーマにした、90分の研修を実施しました。
<背景>
今回依頼をいただいたご担当者様から「この地域では確かに住民の高齢化が進み、一見高齢福祉のニーズは高まっているように見える。しかし、全体の人口自体が減少しているため、施設の存続が危ぶまれている」とお悩みを伺いました。
そこで、勉強会の場をお借りして、研修の機会をいただきました。
(今回参加されたのは以下の4法人5施設です) ※敬称略、五十音順
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・社会福祉法人 あやめ会:特別養護老人ホーム いちごの里(伊豆の国市)
特別養護老人ホーム中伊豆(伊豆市)
・社会福祉法人 蒼樹会 :特別養護老人ホーム さつき園(駿東郡長泉町)
・社会福祉法人 湧泉会 :特別養護老人ホーム かわせみ(駿東郡清水町)
・社会福祉法人 炉暖会 :特別養護老人ホーム 炉暖の郷(沼津市)
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<研修の概要>
1,テーマ:これからの社会福祉法人の展望~持続可能な組織とは~
2,研修の目的:
・持続可能な優良組織創造への視点について学ぶ
・具現化に向けた施設の課題や自らの役割について捉え直す
・新たなマインドセットへの機会とする
3,研修の内容:
・社会福祉法人を取り巻く環境変化
・変化する状況の中で「変えてはならないこと」
・人や集団が主体性を発揮する職場・組織の特徴
・エンゲージメントとそれを育むリーダーシップ
<研修の様子>
4つの社会福祉法人から主任クラス以上の職員約50名が参加されました。異なる施設同士で10グループに分かれ、他法人の事例をもとに情報共有と対話型のワークを行いました。各法人の理事長の皆様が一番前の席で侃々諤々と意見交換されていたのが印象的でした。
ポイントは、
・『自組織ではどうか?』という視点で考えること
・『良い組織とは何か?』を立場を超えて語り合うこと
初めて顔を合わせる方も多い中、現場のリアルな悩みや気づきが共有され、対話を通じて各組織の強みや課題が浮き彫りになる貴重な時間となりました。
<参加者の感想>
「他法人との対話を通じて、自分の組織の良い点や改善点が見えた」
「現場の声を聴く重要さを再認識した」
「良い組織とは何かを改めて考える機会となった」
といった声が寄せられました。
~編集後記~
今回の研修を通じて感じたのは、立場や組織を超えた対話そのものが、学びであり組織づくりの第一歩になるということです。
現代において、組織を変えるのは一人の強いリーダーだけではありません。
日々の現場で生まれる『問い』と『対話』こそが、変化の原動力となります。
また、地域の組織が集い合同研修を実施する事例も全国的に増加傾向にあります。これに伴い、条件によっては、補助金や助成金など自治体ごとの支援もございますので、どうぞお気軽にご相談ください。
今後もこのような場づくりを通じて、現場の知恵やつながりが循環する福祉業界を目指してまいります。
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