株式会社ビーコンラーニングサービス

サステイナブル経営支援sustainable

持続可能な組織、地域、社会を目指して

サステイナビリティとは、「持続可能性」

サステイナブルな社会の実現

サステイナブルな地域の実現

サステイナブル経営

BLSのお客様である行政、商工会・商工会議所、学校法人、社会福祉法人の組織様におきましては、 自組織そのもののサステイナブル経営を行うことが求められます。それが各地域や、ひいてはサステイナブルな社会を実現することにつながっていきます。 このページでは、各業界におけるBLSとしてのサステイナブル経営支援への考え方や概要、そして、実践する上でのポイントをご紹介します。

サステイナブルな地域・社会の実現

昨今、「組織の価値とは何か?」という視点に立った時、 「サステイナブル(持続可能)である」ということが一つの答えになってきます。 BLSでは、行政、商工会・商工会議所、学校法人、社会福祉法人などの公益性の高い組織がサステイナブルな経営を行っていく中で、 地域・社会がサステイナブルでよりよい環境になるよう支援をさせていただきます。

BLSが目指す姿

行政 未来都市・地方創生の推進
商工会・商工会議所 会員企業様の競争力・地域連携強化
学校法人 知の総体としての連携支援
社会福祉法人 地域共生社会の実現
サステイナブルな地域・社会の実現

サステイナブルな地域・社会の実現

行政

未来都市・地方創生の推進

行政におけるサステイナブル経営の実践を支援することで、未来都市・地方創生の取組みを推進いたします。

商工会・商工会議所

企業の競争力・地域連携強化

会員企業様の競争力強化と、サステイナブルな組織・地域づくりに向けた連携の強化を支援いたします。

学校法人

知の総体としての連携支援

地域や社会としてのサステイナブルを実現するための官・民・学などの連携支援を推進いたします。

サステイナビリティとは?

サステイナビリティは、日本語で「持続可能性」と訳されます。「将来にわたって長く続けていけるか」という視点で、自然や社会、事業活動など、多くの分野で重視される考え方です。例えば、限りあるエネルギー資源を使い続けたり、温室効果ガスを無制限に排出し続けたりするのはサステイナビリティとはいえません。

サステイナビリティとは?

サステイナビリティの意味

サステイナビリティは自然や社会に対して広く当てはまる概念ですが、特に環境・社会・経済のテーマとして多く扱われています。企業におけるサステイナビリティでは、事業活動において環境や経済に与える影響を考慮することが重要視されます。短期的な利益を求めるのではなく、長期的な視点で世の中全体のことを考えた事業活動を行うという考え方です。

一方で、行政、商工会・商工会議所、学校法人、社会福祉法人などの公益性の高い組織にとっては、自組織のサステイナビリティを高めることはもちろん、地域や社会全体のサステイナビリティの向上のための相互連携や支援が求められています。

サステイナビリティの意味

SDGsについて

2015年に国連で制定された国際的な取り決めである「SDGs」も、このサステイナビリティという概念に基づいています。SDGsは17の世界的目標、169の達成基準からなる「持続可能な開発目標」であり、地球環境や社会が長く続いていくようにゴールやターゲットを定めたものです。

SDGsについて

目的

  1. 『豊かさ』を享受しつづける社会の実現。そして、『誰一人取り残さない』
  2. キーワードは「社会的包摂」「経済成長」「環境保護」「パートナーシップ」

特徴

  1. ハードローではなく、「ソフトロー」としての変革目標である。
  2. 行政だけではなくあるゆる組織、そして個々人の取り組みである。
  3. 持続可能な社会実現のための「2030年のマイルストーン」である。

サステイナブル経営を実践するための考え方

国際NGO:The Natural Stepの創設者であるカール=ヘンリク・ロベール博士は、自然環境及び人間社会を持続可能でない状況にしているメカニズムを解明しました。それをもとに、ビジネス・パーソンが持続可能な社会を作ることができるサステイナビリティを考えるチェックリストとして、「持続可能性原則」を提唱しました。

持続可能性4原則8項目とは

私たちの自然環境内および社会に

原則1
自然の中で地殻から取り出した物質の濃度が増え続ける活動に加担しない
原則2
自然の中で人間社会が作り出した物質の濃度が増え続ける活動に加担しない
原則3
自然が物理的な方法で劣化する活動に加担しない
原則4
人々が自らの基本的なニーズを満たそうとする行動を妨げる状況を作り出す活動に加担しない
4-1 健康
物理的、感情的、精神的に良好な健康を維持するか、もしくは創ること
4-2 影響力
所属する社会システムに対しての影響力を維持するか、あるいは影響力を確立すること(意思決定に参画する、発言権を持つ、民主的な権利)
4-3 能力
学び、能力を高める可能性があること(学習、適応力、個人の成長、知識へのアクセス)
4-4 公平
公平に取り扱われること(公平な処遇、公正、尊重、多様性)
4-5 意味・意義
社会システムの一員であることの意味・意義を経験すること(目的を感じる、思いやり、改革の機会がある)

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現在、私たちの経済活動や日々の生活は、持続可能な社会を阻害する問題を抱えています。
たとえば

  • 大規模な森林伐採によって、生育環境が損なわれて生物多様性や光合成の容量が減少し、気候が不規則になるといった損失が増加している
  • 海や湖での乱獲で自然を劣化させている
  • 地殻から掘り出した石油などの化石燃料を燃やした結果、気候変動につながる二酸化炭素が排出されている
  • 自然の中から掘り出された、水銀、鉛、亜鉛などの金属が生体内に蓄積する
  • 人間が作り出した自然界にはない化合物、例えばプラスチック製品中の多くの添加物、ごみ焼却の副産物としてのダイオキシンなど濃度が増え続ける
  • 労働条件や生活条件が安全ではなく、不健康な状況にある

持続可能性4原則8項目は、上記のような問題を引き起こすことなく、自社の事業活動を行うためのチェックリストになります。

戦略を決める、商品を開発する、取引先を決める、人材育成をするなど、ビジネスを展開する上での方向性をこの持続可能性原則に照らし合わせて進めていく事ができます。

そして、持続可能性原則で自社の事業活動をチェックして、方向付けができたら自社がサステイナブル経営の道を進むための目標設定と具体的なアクションプランが必要になります。


バックキャスティング

目標設定とロードマップ作りに役立つのが、「バックキャスティング」の考え方です。バックキャスティングとは将来を検討する際に「持続可能な社会の姿」を想定し、その姿から現在を振り返って今何をすればいいか、目標とロードマップを考えることができる手法です。この考え方は、長期的視点にたち、利益を出しながら戦略的に組織変革を行うのに効果的な方法です。具体的には以下のような4つのステップで進めます。

バックキャスティング説明図

ステップA(Awareness)

4つの持続可能性原則、自然のサイクル、ABCDプロセスの方法を理解する。その上で、4つの持続可能性原則に反しないビジョンを作成する。

ステップB(Baseline)

現状を4つの持続可能性原則に照らして分析する。

ステップC(Creative Solutions)

サステイナブルビジョン、戦略を実現するためのイノベーティブなアイデアを案出する。

ステップD(Decide on Priorities)

プランの優先順位をつける。

  • そのプランで最終目標に近づくか。
  • プランに柔軟性はあるか。
  • 経済的に実行可能か。

このステップは将来あるべき姿を目標として先に定めるので、ロードマップづくりが最大の難所になります。多くの場合、目標を掲げた時点でシナリオが十分でないので、現状とのギャップを可視化し、課題をあぶりだし、行動に移します。チャレンジすることで技術の向上や成功、イノベーションにつながります。

サステイナブル経営とBLS

BLSの親会社である㈱ビジネスコンサルタント(以下BCon)がサステイナブル経営の必要性をお客様に伝え始めたのは2010年でした。その後、サステイナブル経営を実践的にサポートするために専門家とパートナーシップを築いてきました。BConは長年にわたり、組織開発のノウハウを生かしてお客様組織の変革支援を行ってきました。BLSはその知見と経験を生かして、サステイナブル経営の実践を支援しています。

BLSの強み1:専門的知見を持つパートナーとの提携

専門的知見を持つ先端的なパートナーとのネットワークが、国連でのSDGsの採択(2015年)にも先んじた取り組みの基盤となっています。これらのパートナーシップにより、最新のサステイナブル経営の情報や実践に役立つ知見を持つことができています。またサステイナブル経営の実践をサポートするeラーニングなどのツールも充実しています。

The Natural Step

1989年に設立、世界13か国に拠点を持つ国際NGOです。環境・社会・経済の観点から持続可能な未来を実現するためのビジョンや戦略策定を支援しています。サステイナビリティについてのフレームワークを開発し、1,000名以上の実践者がそのメソッドを共有しています。組織・コミュニティのサステイナビリティ実践事例は何百にものぼります。

カール=ヘンリク・ロベール博士

ブレーキンゲ工科大学教授。持続可能な社会の姿を想定し、その姿から現在を振り返って何をすれば良いか考える「バックキャスティング」の考え方の発案者です。2000年に地球環境問題のノーベル賞といわれる「ブループラネット賞」を受賞しました。

Future-Fit Foundation

英国に本拠地を置く非営利団体です。人類やその他の生命が地球上で永遠に繁栄し続けられる社会を実現することをビジョンとしています。ビジネスの第一線で厳しい競争をしているリーダーたちが持続可能な経営を進めるのに役立つKPIツール:Future-Fit Business Benchmarkを開発し、無料で提供しています。


BLSの強み2:組織変革のためのノウハウ

サステイナブル経営の実現には、経営者の思いや、リーダーシップだけでは足りません。各部署が連携し効果的に機能する組織をつくり、従来の在り方から脱却するための組織変革が必要です。

BConが蓄積し続け、BLSが継承・実践支援をしている「組織づくり」や「組織文化の変革」に関する豊富なノウハウは、サステイナブル経営の実現にも役立てられるものです。


BLSの強み3:「場づくり」の経験と知見

サステイナブル経営の実現を目指して組織全体が変革に向かうためには、組織の一人ひとりが当事者として行動を起こし、それを継続していくための「動機付け」が欠かせません。

BConは、55年以上にわたって多くの研修やコンサルティングを手がけてきました。BLSはその中で培われている経験と知見を継承し、変革を推進するチーム作り、組織の土壌づくりをサポートしています。

お問い合わせ

サステイナブル経営の実現に向けた取り組みや、SDGsを活用した事業展開についてなど、お悩みやフェーズにあわせてサポートいたします。こちらのフォームからお問い合わせください。

03-6231-1670

9:00~17:00(土日・祝日をのぞく)