無料オンラインセミナー実施のご報告
行政組織・学校法人・社会福祉法人向けに、無料オンラインセミナー
「コミュニケーショントレーニングセミナー」を令和7年3月19日(木)・25日(火)に開催いたしました。
(午前の部 10:30-12:00/午後の部 13:30-15:00)
年度末のご多忙な時期にもかかわらず、多くの方にご参加いただき、好評をいただきました。
1,実施背景
さまざまな価値観や背景を持つ人々が共に働き、これまでになかった新たな価値を生み出していくことが、いまや組織力の源泉となっています。
その一方で、こうした”多様な人財同士の間に一体感を生み出し、育成していくことの難しさ”が、マネジメントの大きな課題となっています。より良い関係性づくりは、マネジメントの土台となりますが、それが「ぬるま湯」や
「遠慮」「無関心」といった状態では、マネジメントが十分に機能しません。
そのような背景から、管理監督者のコミュニケーションをスキルアップさせることが求められています。
今回の研修では、LIFO®診断ツールを活用し、
・効果的なコミュニケーションの取り方
・対話の進め方
・職場の一体感を醸成するヒント
を提供いたしました。
2,参加理由
・新入職員との効果的なコミュニケーションを図りたい
・日々の業務に追われ、チーム内での対話が十分に取れていない
・部下との関わり方に悩んでいる
・ここ数年、コミュニケーションに課題を感じており、新たな手法を身につけたい
・離職率の上昇にともない、仕事ができる人ほど疲弊してしまう状況を、コミュニケーションの力で改善したい
といった声が多く寄せられ、皆さまそれぞれの課題解決の糸口を探すべく、ご参加いただきました。
3、セミナーの内容
・受講者の方にはLIFO®の事前診断を受けていただき、解説と活用方法について理解を深めていただきました。
・日常でありがちな対人関係を、LIFO®の4つのスタイルを応用して相手に合わせたコミュニケーションを取る
ことの意義を学んでいただきました。
・コミュニケーショントレーニングを行うにあたり自己理解・他者理解の重要性を感じていただきました。
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自己の基本的な行動スタイルを明らかにする

人はこれら4つの窓(行動スタイル)を誰もが持っていますが、経験や学習から人によって好みが違います。
こうした個人の特徴を認識することで、自分の行動を意識的にコントロールし、強みとして発揮できるよう
になります。他者についても同様です。他者は自分と違う窓から世の中を見ているので、見える景色が違うのは当然
です。他者の好みを理解すれば、それに合わせた円滑なコミュニケーションができるようになります。
自己のパフォーマンスを上げるため、強みを理解し、効果的に管理する

強みと弱みは表裏一体です。”謙虚”という強みも過剰使用であれば”自己卑下”になりますし、”統制できる”
という強みも過剰使用すると”横暴”になりま す。強みを強みとして認識し、適度に使うことが重要です。それを示すのがLIFO®のパフォーマンスカーブであり、強みを使いすぎれば、パフォーマンスの低下を招くことを理解していれば、強みの過剰使用を防ぐことができます。
他のアセスメントツールとの違い

LIFO®は、人それぞれの強みに焦点をあてていること、個人の価値観や信念を認めた上で、強みの管理と効果的な発揮を進めることで生産性を高めます。確認・緩和・拡張・応用という4つのアプローチにより、個人の行動をポジティブにサポートします。
(株式会社ビジネスコンサルタント※―LIFO® (ライフォ)より一部抜粋)※BLSの親会社
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4、参加者の気づき・学びの感想
・自分の傾向、他者の傾向を知り、コミュニケーションに活かすことが大事であると再認識しました。LIFO®と
いうツールを初めて知ったので、興味深かったです。
・LIFO®診断の解説を聞くと、自身にも色々な志向があるが、結果通りのスタイルに近いと思った。
・職員が入職の際には適正診断を実施しているが、LIFO®診断はコミュニケーションや仕事をする上で、違う視
点で、多くを学ぶことができ、応用できるし、面白いと思った。職種によるスタイル傾向に関しても興味があ
る。
・LIFO®スタイルによって声のかけ方を変えることで、部下に気持ちよく仕事をしてもらうための材料に活用で
きそう。
・強みを発揮するだけでなく生産性に繋がるかどうかは、その使い方と応用で強みを活かす必要を感じました。
・部下指導で、意欲的に仕事をする職員を育てるために相手のスタイルに合わせた関わり方や褒め方を学んだ。
・人によって対応を変えることを疑問に思うことが多かったが、相手のスタイル別に合わせた対応を行い、信頼
関係を築くことが大事であると安心して理解しました。自分自身を客観的に知ることもできて勉強になりまし
た。
・若い人のスタイル傾向などの踏まえて、入職する新卒の方々への効果的な対応について参考になりました。
・人それぞれの捉え方のベースをそろえる。自分の普通を他者に当てはめないなど、再度、意識してコミュニケ
ーションを図っていきたいと感じました。人の多様な指向を理解し接していくと上手くいく。補完し合うこと
も大事。
といった感想をいただきました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
*職場のコミュニケーションでお困りのことがありましたら、ぜひご相談ください*